グッドスマイルカンパニーの2024年度フィニッシャーズトライアウトに参加させていただき3次選考まで受けさせていただきました。非常に勉強になった部分が大きかったので、忘れてしまう前に反省を踏まえてまとめておこうかと思います。
はじめに
グッスマトライアウトは正確にはグッドスマイルカンパニーとマックスファクトリーの合同で行われているトライアウトです。
私が本トライアウトの存在を知ったのは、ガレージキットの塗装を始めて1年半ほど経った頃だったと思います。同じころにフィニッシャーという存在も認知したと記憶しています。私は3年前にまどかを完成させた時に、好きなキャラクターが魅力的なポージングで目の前にいることに感動しました。以降の私は日中仕事、帰宅後は家事を済ませてガレキ2時間という生活を年中行っていたので、毎日8時間製作に回せる環境に純粋に憧れトライアウト参加を決意しました。
動機、心境変化、活動方針
・志望動機
私はこの3年間、日夜ガレージキットに明け暮れ、製作技術をひたすらに高めてきました。この腕前がプロとして通用するのか、製作を仕事とし、叶うならフィギュア業界に携わりたいという動機で応募しました。
・心境の変化について
私はフィギュアは「普通に好き」で、アニメに代表されるサブカルチャーも「普通に楽しんでいるファン」でした。フィギュアは年に数体程度好きな作品のフィギュアを買う程度のファンで、それもここ数年は価格の高騰、ガレージキット製作費の捻出のため購入を控えていました。ようするにその程度のファンだったわけです。
また、ガレキ製作以前の私は模型文化とは程遠い生活を送っていて、関心を抱く機会を得ぬまま3年前にT’s system.様のまどかと出逢い、製作する機会に恵まれ、突然模型歴をスタートさせました。ガレージキットの製作歴=模型の製作歴となり、プラモやカーモデル、ガンプラなどの製作歴がありません。親交のある方からは突然模型界にポップしたと揶揄される始末です。ですので、プラモやフィギュアに飽き足らず、ガレキに手を出したような層、我慢できずガレキを作り始めた層と比べると根本的な情熱に絶対的な隔たりがあると感じています。
私はガレキを製作するのは好きです。私自身の技術を高めてキャラクターの魅力、原作者、原型師の情熱を余さず再現するのが好きです。完成後のガレージキットを見ると情熱を感じて感動します。しかし、ガレキ自体が好きかと問われると返答に困ってしまう部分があったと思います。何せプラモの製作と違ってどこが好きか答えることができません。もちろん好きではあるが、私はファンボーイの域を出ていないのではないか。製作活動自体が好きでガレキ自体は好きではないのだろうかと考えてしまいます。
また、主に金銭面の不安からですが、思えばワンフェスに代表されるリアルイベントに参加したこともありません。しかし、私以上の情熱を持った人間は前述の理由では不参加にならないので言い訳にはなりません。私は確かに技術を高めることには成功しましたが、それに相応しい情熱を備えきれていないと感じています。
そしてこれは面接を終えてから考えていた部分ですが、私からは煮えたぎるような情熱、衝動に突き動かされて面接の場までやってきた人間の部分を面接官は感じていなかったと思います。今にして思えば、自然に発露される程の情熱を讃えていないのですから、至極当然ではあります。至極当然ではあるがゆえに、これを書いている現在、私は非常に悔しいと感じています。業界をけん引するトップランナーの末席に加わろうとした人間が、その情熱を讃えていなかったことに、自身への憤りを隠すことができません。
活動方針
私は自身が所属するガレージキットの界隈、それを内包するエンタメ業界をもっと深く知るべきを思い知りました。私は、私の製作技術はさらに向上可能で、この業界をもっと好きになれると信じています。私はバックボーンとなる部分が希薄であるため、これまで以上に交流を増やし、情熱に触れ、自身の情熱を確固たるものにしたいと考えています。
私は来年度以降も挑戦する気持ちです。今後の一年間は技術面よりもメンタル面の挑戦に重心を置こうと思います。
今回のトライアウトで行ったこと、うまくいったこと、うまくいかなかったこと
※トライアウトページに書いてある以上の情報は出しません。
・応募作品の選定
グッドスマイルカンパニー様がトライアウト説明会を行っていたので、その話を元に以下の要点を抑えて選定しました。
1.作品資料がしっかり揃えられるガレージキットであること
2.技術的にしっかりと発露できるもの
3.製作が間に合いそうなもの
当初予定ではBUBBA様のシールケを出す予定で計画していましたが、上記を踏まえましてFrenchdoll様の甘雨を出すことになり、製作期間がひっ迫する事態となりました。来年は上記を踏まえて2月前から計画を立てようと思います。
・資料集め
原作の設定資料集1と2、及び原型師様から伺った原型の出展元となった同人誌を購入しました。
細部確認にmiHoYo公式が公開しているMMDとyoutube上に公式が公開しているアニメーションを利用しました。
・製作スケジュール
応募作品選びの段階で計画が後ろ倒しになったので、製作スケジュールを定めました。
詳細は省きますが締め切りまで~20日までに表面処理、~3日までに塗装完了、~日で細部の修正、写真撮影という具合です。
表面処理は問題なく完了できましたが、塗装工程で手間取ったためスケジュール通りにはならず締め切り5分前に提出となりました。
・二次課題について
支給原型が届いたのでスケジュールを反省を踏まえて製作。
表面処理に前回よりスケジュール上余裕を持たせ、クオリティも問題ない仕上がりで完了できました。
しかし経験不足により調色で苦戦し、スケジュールは破綻する事態となりました。
再度スケジューリングの難しさと無彩色塗装の経験値の無さを思い知りました。
彩色で意識したのは、どこまで設定に寄せられるかという点と、とにかく丁寧な作業をする点です。
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は残念な結果に終わってしまいましたが、これを糧に、さらにこの業界を好きに、これまで以上に情熱を傾けられるよう今後とも頑張っていきたいと思います。
応援していただいた皆様、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
donbuku へ返信する コメントをキャンセル