機材紹介②表面処理に関係する工具

私がガレージキットの製作に使用している、表面処理に関係する機材を紹介します。
塗装に関係する機材はこちらから確認ください。


・電動工具 2種
 ARGOFILE ARTIMA7
主に時短のために購入。手動に比べて大幅な時短が見込めますが、ディティールを削り取るので、細かい部分は手動で磨きましょう。
フィードバック機能が付き、高不可の作業でもトルクが安定していて便利です。
長時間の使用は発熱するので、無理せず使用するのが壊さず使えると思います。
音が結構するので、通話しながらの作業にはstar7ほどではないが不向き。
 ARGOFILE Star7
こちらも時短のために購入。
重量バランスが良く、軽量なので長時間使っても全く疲れません。
付属するピットは精度が悪いので、別途購入する方がいいと思います。
フリルの奥まった部分や脇など、手動ではとても時間のかかるやすりがけで圧倒的効率を発揮してくれます。
使用中は甲高い音が発生するので、通話しながらの作業には不向きです。
削り屑がとんでもなく出るので、対策必須です。

・やすり 3種
神ヤス 2mm 5mm
 わざわざ説明する必要ないと思いますが便利です。
2mmは曲面に、5mmは広い面に特に使います。
肌のやすり掛けに使用すると、やすりの黒い粒子が細かい部分に入り込んでとれなくなるので、向き不向きがあると思います。

3M スポンジやすり
 粒子が取れないので、主に肌など透明感を出したい部分に使用しています。
柔らかく曲面追従性が強いので、滑らかな面には強いですが、角が立っている部分には使いづらさが勝ります。
とはいえ非常に便利です。

紙やすり各種
 後述する逆作用サンダーに使用するため、短冊状に切っています。
私は#2000程度まで使用するので、200刻みで各種揃えています。

・ハンドツール
FANTEC スジ彫りカーバイト 0.15mm 0.18mm
 本来のスジ彫りにも使用しますが、側面を使った表面処理に主に使用しています。
刃が非常に薄く靭性もないため、非常に脆いのが欠点ですが超硬スクレーパーなどのレジンに食い込む動作が発生しないため重宝します。
捻じる動作は一発で破損するので絶対にしないようにしましょう(二度折れた)

ARGOFILE ダイヤフィニッシュPro #200
 主力の表面処理ツールです。
エッジにアールのついたなぎなた形状のおかげで、ダイヤフィニッシュで発生していた線傷を入れてしまう問題が解決しています。
また、やすり自体が長いので引きながらの作業が行いやすいです。
非常に粘り強く、奥まった部分も先端でやすりがけすることができます。
現状での最適解だと思いますが、少しお高いのが欠点です。

ARGOFILE ダイヤフィニッシュ #400 #600
 デザインナイフ形状で使い勝手がいいですが、線傷が入ってしまう問題とダイヤモンドやすり部分が短い点が欠点です。
予算に余裕があればダイヤフィニッシュProの購入をおすすめしますが、やすり自体の精度はいいので表面処理用途としては優秀な部類です。
先端を使用して奥まった部分を処理するのはおすすめしません。

・ハンドツール
ARGOFILE DTファイル #400 #600
 テーパー形状になっている薄いダイヤモンドやすりです。
靭性が高いことを活かして、軽く押し付けつつ対象を回転させながら使用することで曲面の表面処理もこなせます。

wave 特殊形状ダイヤモンドやすり
 脇など奥まった滑らか部分を処理するときに使用します。
ある程度開けた部分にしか使えないので、最近はもっぱらstar7に座を奪われています。
自作 逆作用サンダー
 力をいれるとテンションがかかる構造になっていて、髪の毛などの狭く曲面が多い部分の表面処理に使います。
市販品だと¥3000ほどしますが、自作で十分だと思います。
私はその辺のアルミ線にワニ口クリップを接着して自作しています。

やすり
 INFINI Model スポンジやすり
心材が硬くてしなりが強い大き目のやすりなので、広い面のやすりがけをスムーズに終わらせたい場面で重宝します。
番手は#220~##4000までワンセットなのも高評価。

デザインナイフ
 Olfa アートナイフPRO
 TAMIYA Craft Tools
湯口処理や大き目の段差の処理に使います。
もっぱらアートナイフPROを使用しますが、破損の危険がある場面ではタミヤのデザインナイフを使用します。アートナイフPROの方がお値段が高いからです。
アートナイフPROは刃が鋭角で長くて非常に使いやすいです。
刃が取り換えできるので、マスキングをカットする時は曲線刃を使用すると使い勝手がいいです。

GodHand 
・パワーピンバイス
 精度が高いため軸がぶれません。ゴムの部分は経年劣化で溶け出すので、溶けだしたら変え時かもしれません(常温で2年使用で溶けました)
・ドリルピット0.5~1.0 ,1.0~3.0
 真鍮線の軸打ち、ネオジム磁石の穴開け用です。
・ピットブレード、スピンブレード
 ピットブレードは尖端を使って掘る場面で使用しますが、頻度は低いです。
 スピンブレードは穴あけ後に、底面を平にするために使用します。
こちらはドリル作業後に必ず使用するので使用頻度は高いです。

真鍮線 C-LINE
 軸打ちに、小物の強度出しに使用します。
必ず直線型を買いましょう。
私は小物に対応するための0.3mmから、大スケールに対応するための3.0mmまでそろえています。
3.0mmを使うのは1/5などのスケールの台付けなどに使用します。

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“機材紹介②表面処理に関係する工具” への2件のフィードバック

  1. […] 機材紹介②表面処理に関係する工具 脚の横についてある線がパーティングライン レジン収縮時の歪みの様子。少しだけ引けも入っていました。 […]

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